HOLZの会 Wien Tour'98 (98/8/22-28)

by Kt 98/9/9-11



8/25(火)
 
 この日からクルト・シュミット先生のレッスンが始まりました。 6月に東京でお会いして以来ですが、「みんなにまた会えてとても嬉しい!」とおっしゃるなど、先生も楽しそう。 
午前は予定どおり個人レッスンとなりましたが、昨日の続きで同じ曲を吹く人がほとんどの中、G管を持参したKn委員長はシュランメルのレッスンを受けていました。ちなみに私は「ケ−ゲルシュタット」をみていただいたのですが、 
「フレ−ズをたっぷりと歌って!急がない!」 
(当たり前の事なんだけどできていない)  
「フレ−ズの中で重さを置く音を意識して!」
などと言われたことが印象として残っています。 
みなさん、それぞれの曲でたくさん刺激を受けたことでしょう。 

 昼食の合間にドブリンガ−で楽譜や土産物を買ったりした後、午後は再び合奏レッスン。(曲は「グラン・パルティ−タ」)6月のレッスンで注意された事を思い出しながら、ポイントをチェックした練習となりました。 

 
 
 さて、この日は夜コンサ−トに行くためレッスンは午後5時で終了。 そのコンサ−トとは、シュミット先生が所属するウィ−ン・ト−ンキュンストラ−・オ−ケストラがムジ−クフェラインにて行なうもので、演奏されたのは、 
ブラ−ムス:大学祝典序曲 
モ−ツァルト:クラリネット協奏曲 
シュ−ベルト:交響曲第7番「グレ−ト」 でした。
 
 協奏曲のソロを吹いたのは、シュミット先生の息子さんで首席を務めるクルト・フランツ・シュミット氏。お父さん譲りの柔らかく太い音でホ−ルを満たしてくれました。 
 ちなみにシュミット親子も8/23に登場したフランク・ハンマ−シュミットの愛用者ですが、まだ使い始めて間もないということで、この日はオットマ−・ハンマ−シュミットを使ったとのことでした。 
またオ−ケストラの演奏も最高!ムジ−クフェラインという器だからとは言え、最近評価の高いオケがうわさどおりの波に乗った演奏をきかせてくれました。 (こんなに退屈しない「グレ−ト」は久々だ!との声あり)またアンコ−ルですが、お約束のあの2曲、「美しき青きドナウ」「ラデツキ−行進曲」をやってくれましたね〜! 
ニュ−イヤ−コンサ−トではありませんが、ムジ−クフェラインでこの2曲を聴けたのはいい思い出になりました。 それにしてもムジ−クフェラインでモ−ツァルトのクラコンを聴けるとは!  クラ吹き冥利に尽きますよね!! 
 余談ですが、オケの1番を吹いていた方、ヴィ−ドナ−さんとはあのViottoのマウスピ−スのヴィ−ドナ−モデルを作った方だとか! 
 終演後、近くのビアホ−ルにてK..F.シュミット氏も参加しての打ち上げとなり、大いに盛り上がりました。わたしは(恥ずかしくて)ひとにはいえない方法で入手した当日のパンフレットにサインを頂きました。 

 一方レッスンの方ですが、最終日にピアノや歌の伴奏もいれてのレッスンとなったため、希望したひとたちに、ちょっとばかりあせりの色がみえたりもして来たのでした。

 

 
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